2008年10月23日

『ほぼ日手帳公式ガイドブック』 ~2009年版デザイン考察~

ほぼ日手帳公式ガイドブック

 例によって全般的感想はこちらに書いたので、ここではもう少し詳しく。

  まず2009年版のほぼ日手帳の変更点はグラフィックデザイナー佐藤卓が“チューン”したということ。いままでユーザが工夫をして発展してきた(と思わせてきた)ほぼ日手帳に、特定の人の意図が入るわけで、ちょっと拒否感がある。

 まずは一つずつ考察したい。

3.45ミリ方眼

 「もしかすると、いままでの4ミリ平方という方眼サイズは、この手帳には少し大きいかもしれない、そう思いました(P.28)」

  2009年版の最大の変更は“伝統の”4ミリ方眼の変更だと思う。実際書いてみていないけど、4ミリでも書くのに苦労しているのに、3.45ミリは小さす ぎるような気がする。また罫線が点線とはいえ目につく。細くしたり、後で検討しているようにドット線でも良かったかな。

方眼の交差点を十字に

 「いろいろな形の交差点があるという状態は、そこに複雑な情報、ノイズがあるということです(P.29)」

 全く気にならなかったけど、デザイナーさんがいうんなら、そうなのかな。

時間軸の縦線をとる

 「余計なものを減らすことで必要なものを際立たせる(P.32)」

 “余計なもの”だったかもしれないけど、あるはずのものがないのも余計に目につく、時間軸を使っている人ばかりではないので、際立たせるのはどうかな。

日付周りの方眼をなくす

月間カレンダーの日付を左上に移動

 確かにこれは見やすい。

「5つ星」の発明

 「この星の先っぽ、はみ出さないように塗りつぶすのはちょっと無理だよね(P.32)」

 このデザインは素晴らしい。欲を言うと、毎日のページもあってくれると、その日に読んだ本や観た映画、出来事や気分を評価できて、なおいいんだけど。

 

 全体的には、方眼が小さくなったのが唯一最大の懸念点。

 2段に1行書くなど工夫が必要かな。ロフトに書き込めるサンプルがあれば試せるんだけど。